3月の園だより

　ビックリするほど暖かい日があったり寒くて肩をすぼめる日があったり、三寒四温を繰り返し春ももうそろそろかな、と思う今日この頃です。3月に入り年長さんは卒園までのカウントダウンもいよいよ開始。大人は少ししんみりしてしまう時期かもしれませんね。そんな大人の気持ちを知ってか知らずか子ども達は毎日元気！遊んでいる時のみんなの顔を見ていると、園庭も保育室も、廊下もホールも職員室も「自分達の居場所！」とばかりに、どこだって安心して過ごしている事がよくわかります。

　と言う事であと2週間で卒園の年長さん。別れが近づいている事を感じているのか、最近は「みんなとたくさん遊ばなくっちゃ！」とどの子もとっても忙しそうです！砂団子作りに熱中したり折り紙を教え合ったり、「アンカーは誰？」なエンドレスリレーでひたすらずっと走っていたり(笑)。そして毎日の生活の中で、笑ったり怒ったり悔しかったり嬉しかったり、美味しかったりびっくりしたり怖かったり頑張ったり助け合ったり。感謝したり感謝されたり…もう本当に沢山のいろいろな気持ちをクラスみんなで共有してきた仲間たちです。だからもうクラスのみんなが大好きで仕方がない！！なみんな。自分の心の土台を作り合ったのもこの仲間たちです。お互いのあれこれも分かって、お互いが「いいね！いいね！」と思える関係になりました。「いいね！いいね！」と思える、この心の土台があれば、どこへ行ってもう大丈夫✌　自分の事がちゃんと好きで、そして今まで通り人を思いやる気持ちさえ忘れなければ、自分が自分らしくいられることでしょう。自分らしく…は自分だけでは出来ないものです。まわりが「あの子ってああだよね」とわかってくれる環境だからこそ、安心して自分らしくいられるのです。そしてそれは最終的には自分の幸せに繋がります。大人(私たちやパパママたち)の願いはただ一つ。我が子が笑っていて幸せであることです。なのでこの「いいね！いいね！」をいつまでも忘れずにいて欲しいなぁと願っています。そんなことを思いながら、楽しそうに園庭を駆けずり回っている年長さんを嬉しく眺めている私たちなのでした。

　さてエントランスには卒園生のお家から頂いたひな祭りの七段飾りと、ほし組の関さんから頂いたつるし雛が飾られると、いよいよ3月…と実感です。年少さんも4月に「初めまして」から始まった今年度。毎日会って遊んで一緒に食べて、泣いて笑って戦って(鬼と)。気が付いたらおむつも取れて先生の話も聞けるようになりました。年中さんは「もう年少さんじゃないもんね！」と張り切って4月を迎えたものの、また一から友だち関係を築いていく事に「なんかドキドキする…」と涙が出ちゃう日もあったり。でも「みんな同じ気持ちだね」と気持ちを共有しながら別れと出会いを経験することで、一つ心も大きくなりました。同じ毎日を繰り返しているように見えて、実は少しずつ変化があって、気が付いたら大きく成長したみんな。4月にはまた新しいクラスの始まりです。今のクラスが終わる寂しさは横に置いて、残り少ない今のクラスを思いっきり楽しんじゃいましょう！

　と言う訳であと3週間ばかりで終わろうとしている令和5年度。今年度も皆様のおかげで無事に楽しく過ごすことができました。特に今年はコロナ禍でできなかったあれこれを復活させたり、パパさんママさん子ども達が楽しめる時間をたくさん企画準備して下さった三役さん、本当にお疲れ様です！またクラスの中の細かいあれこれをサポートして下さったクラス役員さん。また幼稚園の色々な行事で、縁の下の力持ちとして大活躍だったパパ会のパパさん。さらにママたちの育児の合間の、ホッと一息の楽しい時間を作って下さった各サークルの世話役さん。これからが大詰めの卒対さん。荏田南幼稚園での日々が子ども達はもちろん、パパママさんが楽しくいられるのは、本当に皆様のおかげです。パパママが楽しく笑顔でいると、子どもたちも嬉しく笑顔で幸せです。荏田南幼稚園のこの幸せな雰囲気は、実は皆様のおかげなのです。本当にありがとうございました！そして幼稚園の色々にご理解ご協力していただき、毎日当たり前のように送り迎えをして下さった、パパさんママさん。ありがとうございました。全ての皆様に感謝の嵐です。