6月の園だより

　5月中頃から初夏を思わせる暑い日があったり、かと思えばジャンバーを羽織るような寒い日があったり、体調管理が難しい日が続いていますね。新型コロナウィルスはまだ本当の終息にはなっていませんが、少しずつ日常を取り戻しながら、友だちとの会話や遊びを楽しむような、そんな人間らしい生活も取り戻していきたいですね。

　今日からは待ちに待った幼稚園の始まりです。本当に待ち焦がれたこの日。新しいバッチは手元にあるのに、クラスの中で新しい先生や友達に「おはよ～！」ができなく、「本当に〇〇組になったのかなぁ…？」の日々だった事でしょう。でも今日からそのバッチの本当の出番！その新しくてかっこいいバッチを付けて、幼稚園に来て先生や友達と思いっきり遊びましょう！そして新しい世界が広がるワクワクを楽しみましょう！先生たちもこの日をずっと待っていました。「みんなが来たらこんなことしたいな」「あれも準備しておこう」と、みんなの事を思いながら過ごしていた休園期間中でした。

　そして世界中がステイホームになっていたこの期間、中国の空気からはPM2.5がかなり減り、ミラノの川には魚が戻ったとか。日本も、5月なのにもう夏！？のような近年の気温が今年は影を潜めているのも、もしかしてステイホームが生んだ賜物？なんて考えてしまいます。もっと言うと神様が「人間達、いい加減にしなさい！」と、行き過ぎた産業主導の生き方から回帰するきっかけを、荒技で与えてきているのかもしれませんね。新しい生活様式ってそういう事なのかもしれません。なんて事を考えながらも、毎日ではないにしてもみんなに会えると言う当たり前の日々に感謝し、引き続き自然に対して敬意を払い、そして子ども達の笑顔に励まされながら、大人達みんなで子ども達の心を、より良く育てていきたいと、改めて心に誓う今日この日です。

　さて下記の予定にもあります通り、密を避けるため6月は分散しての登園になります。クラスを半分に分けると、1カ月間クラスの半分の友達に会えないままになってしまいますので、クラスごとに登園日を決め、来た日はクラスのみんなに会えるように致しました。別紙にもありますが、朝帰りはみんなであいさつしますが、活動中は登園日ではないクラスを使い、1つの部屋にクラスの半分の子がいる状態にしようと考えています。通園バスも半分の人数になりますし、15日から始まる給食も教室を二つ使う事で、向かい合わせにならずに食べられます。

　行事に関しては、移動動物園は毎年2クラスずつ園庭に出て、時間を区切りながら行っていましたが、今年は2日間予約が取れましたので、1クラスずつ園庭に出て、時間を区切り行う事にしました。こんな感じで、なるべくみんなが楽しみにしていた行事は残したい！だったら密にならないやり方を考えよう！と職員たちも、アイディアを持ち寄り模索中です。「お泊り保育はどうやればできる？」「夕涼みはむりかなぁ」などなど。いくら考えても密は避けられない…となれば、仕方ありませんが、何もかも中止にするのではなく、まずはどうやればできるか？を考え、幼稚園を楽しみにしていたみんなの気持ちを大切にしていきたい私たちです。なので、毎年と少しやり方が変わるところがあったり、直前の状況によってお知らせしていた内容が、変わってしまう事もあるかもしれませんが、その時はご理解いただければと思っています。

　という訳でいよいよ始まった幼稚園。まずは子ども達が第一優先なので、子ども達のお楽しみを楽しんでいきます。そしていろいろ落ち着いたら、お待ちかねのパパさんママさんの出番です！パパ会やらママたちのサークルやら、プチ講習会やら、今までのガマンを吹き飛ばして思いっきり楽しんでください。三役さんたちも、幼稚園の考えと同じくで、始めから中止を前提に考えるのではなく、どうやればできる？を考えて、「これはできるね！」「これはダメだね」と決定しているようです。こんな状況でも楽しいあれこれは色々あります！新しい生活様式の範囲で楽しい毎日を親子で送りましょう。

それでは、改めましてどうぞ1年間よろしくお願いいたします！