1月の園だより

　今年もよろしくおねがいします！

　先週中ごろから昼間の気温もぐんと下がり、朝登園してくる子ども達も、寒さに肩をすぼめたり、いよいよ本格的な冬の到来です。本格的な冬の到来とともに、新型コロナウィルスもすごい勢いで蔓延し、約1ヶ月間の緊急事態宣言が発令されるなど、心配な日々が依然として続いていますね。幼稚園でも3学期の初日に職員はもちろん、子ども達にも改めて衛生習慣の話をし、おざなりにならないよう全員で気持ちも新たにしたところです。メールでもお知らせした通り、学校教育は原則止めない、と文科省からもありますので、幼稚園も休園ではなく通常運営となりますが、心配な方はお休みしたり、給食を食べないでお迎えに来たり、各ご家庭の状況とお子様の様子に沿いながら、この時期を過ごして頂ければと思っています。

　さて先週末から最後の学期の3学期がスタートしました。初日、登園してきたみんなの顔はと言うと、寒い中でもとにかく笑顔。早くみんなに会いたくて仕方なかった！と言う様な、嬉しい顔での登園でした。「あけましておめでとうございます！」と新年の挨拶と共に、3学期のスタートです！3学期は特に大きな行事も無いので、〇〇の練習と言うものがありません。「みんなであれやりたいね！これやりたいね！」がたっぷり楽しめる学期です。なので早速みんなで輪になって話し合いのスタート。すると出てくる出てくるやりたいことのオンパレードです。1学期2学期と色々な気持ちを一緒に共有してきた仲間たち。この仲間たちとだから、やりたい事がいっぱいのみんな。あれもこれも、仲間と一緒なら楽しいに決まっている！と、考えるだけでもワクワクです。意見がたくさん出れば意見がぶつかることもしばしば。先生はと言うと、しばらくは見守り役、時々アドバイス役。言い合っていてもどの子も意地悪な気持ちは無く、一生懸命な気持ちがぶつかっているだけなので、喧嘩にはなりません。すると仲間の中から「こうしてみたらどう？」とか「あれとこれを合わせて、こんな風なのは？」と折衷案だったり、友だちの助け舟の登場です。さっきまで意見がぶつかり合っていた子たちも、「いいね」「なるほどね～」と考えが変わったり、それでもやっぱり「絶対これ！」だったり。友だちのあれこれがすっかりわかっているみんななので、安心して意見をぶつけ合う事ができるのです。そうこうしながらだんだんと考えがまとまってくるみんな。先生の出番があったりなかったりですが、3学期の自分たちの過ごし方なので、自分の意見も友達の意見も全部大事にしながら決めていくのです。こんな感じで決まった3学期の過ごし方。どこのクラスも同じ過ごし方ではなく、クラスごとそれぞれになるのはこんな訳なのです。

　と言う訳で楽しいに決まっているこの3学期。年長さんは特に2～3年間一緒に過ごしているので、どこのクラスにも仲良しさんがいて、とにかく本当に楽しい日々です。そんな日々も残り2カ月ほど。そして最後の○○も増えてきます。手作り弁当も2月が最後。最後のわらべ歌やプールなどなど。1日1日をどうぞ親子で楽しんで欲しいと思っています。年中・少さんは3か月後には進級ですね。進級と言うのは実はすご～くドキドキする事なのです。大人は進級は子ども時代何度も経験しているので、「一つ上に上がるね」くらいな事ですが、小さい子にとっては一大事。特に年少さんは「進級って何？」「友達とバラバラになっちゃうの？」と不安しかありません。なので不安定の材料だったりもします。パパさんママさんたちも、ぜひ「もう少しで年中さんだね」とか「もう少しで今のクラスも終わりだよ」などは少しガマンでお願いします！それでも我が子が心配そうな気持になった時はママさんの出番！「大丈夫だよ」とぎゅ～っとするだけで、子ども達も元気モリモリ笑顔満点になる事間違いなし！3学期は楽しい気持ちの中に、寂しい気持ちが時々ふつふつと湧いている時期です。子ども達の心に丁寧に沿いながら、残りの2か月も、健康に留意しながら、め～いっぱい楽しく過ごしていきましょうね！