お知らせ

5月の園だより

 園庭の桜の木々もピンク色から緑色へと変わり、頬を抜ける風も気持ちよく、外で遊ぶにはもってこいの季節になりました。年少さんも入園から2日目には(分散の2回目)外で遊ぶ時の約束事を話し早速外遊びも開始!子どもの仕事は遊び、とばかりに笑顔があふれる園庭です!先日5月の節句に向けバスの運転手さんは園庭にこいのぼり、先生達と子ども達でエントランスに兜を出しました。見上げる程の大きなこいのぼりに、「わ~!大きい~!」とピョンピョンはねて喜ぶ子ども達。また一つひとつ組み立てられていく兜の細かい作業をジーっと見つめ、完成されていく兜に真剣な表情のみんなでした。こんな感じで普段追われる様に忙しい生活の中では、忘れがちな季節の行事が沢山の幼稚園。皆さんご存知の大きな行事から小さな行事まで色々です。パパさんママさんも幼稚園に来たついでに、季節を感じてみてくださいね。

 さて幼稚園の園庭は毎日ワイワイガヤガヤと賑やかです。そして賑やかな声に交じって聞こえてくるのは喧嘩の声。生まれてまだ3~5年の子ども達、分からない事が沢山ですから喧嘩が無い訳がない!という具合に、毎日どこからか喧嘩の声が聞こえてきます。理由はおもちゃの取り合い、あの子と遊びたいのに他の友達と遊んでいる…など色々。子ども達からしてみたらどれもこれも一大事!な理由ばかりです。思い通りにしたいのに、全然思い通りにならないので喧嘩になるのです。そしてどの理由も悪意は全くないので、大人から見たらどれもかわいい喧嘩ばかり(^_^)ご両親も「幼稚園に入ったら喧嘩の一つもあるかもな」と覚悟していると思いますが、それでもやっぱり気になるところでしょう。

 喧嘩が起きると私達はどうするか。年少の最初の頃はすぐに「どうした~?」と中に入りますが、子ども同士の関係ができてくると、つかず離れずの距離で見守ります。女の子に多い口喧嘩くらいなら全然大丈夫。言ったり言われたりを繰り返し、言って良い悪いを学んでいきます。取っ組み合いも組んでいる位ならやっぱり大丈夫。にらみ合いながらお互いの距離をはかっているだけなので、まだ冷静です。では手が出た時は…?大体は止めますが、状況によってはお互いその気で加勢もない1対1で、先生が見守っている中であれば、限度はあるもののこれもやっぱり大丈夫。仲よく遊ぶだけでは分からない痛みも含めたあれこれを、喧嘩を通してわかります。男の子は特に言葉で伝える事が元々苦手。脳の仕組みがそうなっているらしいので仕方がないので、「そんな時はこう言おうね」と伝えていきます。怪我したら、させたら…と大人はドキドキですが、言葉の喧嘩も手が出る喧嘩も本質は変わりません。人との距離や付き合い方、仲直りの仕方も喜びも体験しながら知っていくのです。やった方もやられた方も辛いですが、仲直りの喜びは同じ。そして自分の感情を相手に出す事ができたという事もとても素晴らしい成長の一つなのです!これは家で両親から守られた空間の中では、到底味わえない経験。さらにパパとママの目がないからこその経験、と言うのも大切な事なのです。「迷惑かけない様に」「トラブルにならない様に」など、大人が先回りして止めたり、すぐに解決してあげたりですと、自分の経験としてはできず…で終わります。でも幼稚園だと喧嘩も仲直りもちゃんとできるので自分の経験として残ります。私達は幼稚園であった出来事の全てをパパママさんに報告するわけではありません。伝えた方がその子の育ちに良い事だったり、怪我があった際はもちろんお伝えしますが、幼稚園で完結した出来事はその場で終わりにして特にお伝えしていません。そうでないとお家に帰った時に「どうしたの?」「なんで喧嘩になったの?」など、気になるからこそ色々聞きたくなってしまいます。すると子ども達も心がどうしても縮こまり、これらの大切な経験が「ママ達が心配するからやめておこう…」になってしまうのです。これはとてももったいない。せっかく自分の力で自分を成長させる事ができる子ども達です。ぜひぜひ子どもの成長する力を信じて、そして私達を信じて頂き、お任せしていただければと思っています!

 さらに言うと子ども達は仲直りの時「ごめんね」にはこだわっていません。心で許しあえると何となくいつの間にか仲直りして、手を繋いでいたり💛です。でも納得していない時に「ごめんねしなさい!」と強要すると「ママはわかってくれなかった…」ともったいない経験になってしまいます。でも自分で仲直りすればそれは自分の力で得た友達との関わり方になります。なので「ごめんねしようね」と伝えつつ、「今は嫌!」でしたら、落ち着いた時に話を聞いてみてあげて下さい。実はしっかり考えながら友達と付き合っているみんなです。そして何より素晴らしいのは喧嘩ができる友達に出会った事。喧嘩できる友達は実は我が子にとって、新しい自分に出会えるなど、心に沢山のプレゼントをくれる大切な存在です。喧嘩と聞くと「えっ!?」と思うかもしれませんが、少し気持ちを切り替えて我が子も喧嘩できる友達も大切に、そんな感じで幼稚園のみんなが家族のような気持ちで、そして大人達全員で子ども達みんなを育てていけたらいいですね。

 さて今月は遠足や今年初めての手作り弁当、クッキングなど食べるお楽しみが盛り沢山です。食いしん坊幼稚園の本領発揮?そして5月はお弁当作りが2回と少し大変ですが、子ども達はいつものママの味が一番好き。残り物のアレンジ弁当でOK!です。そして食べられる量もママが一番わかっています!張り切って作るキャラ弁など何だろうこれ…?なお弁当ではなく、「ママのこれ大好き!」で、食べ切れる量のお弁当をお願いしますm(__)m それでは今月も元気に来てくださいね!!

5月の行事予定
行事予定 備考
1 年中開始 ばら・たんぽぽ
2 ゆき・そら
憲法記念日
みどりの日
こどもの日
6
7
8 陶芸(ゆ・そ) ばら・たんぽぽ
9 陶芸(に・ほ・さ・す) ゆ・そ
10
11 GK体操教室(年長)
手作り弁当
さくら・すみれ
12 遠足(にじ・ほし) なし
13 土曜保育
14
15 遠足(ばら・たんぽぽ) なし
16 陶芸(ば・た)
絵の具遊(あ)
にじ・ほし
17
18 遠足(さ・す)
幼稚園見学始
かがく遊(ゆ・そ)
えのぐ(に・ほ
なし
19 遠足(ゆ・そ)
えのぐ遊(ば・た
なし
20 パパ会バーベキュー
21
22 年中遠足予備
えのぐ遊(み)
ばら・たんぽぽ
23 誕生会 にじ・ほし
24 水着着替え練習(年少)
25 年中遠足予備
えのぐ遊(ゆ・そ)
かがく遊び(にじ・ほし)
さくら・すみれ
26 年長遠足予備
えのぐ遊(り)
ゆき・そら
27
28
29 えのぐ遊び(めろん) さくら・すみれ
30 えのぐ遊び(さくら・すみれ にじ・ほし
31 水着着替え練習(年少)

り→りんご め→めろん み→みかん あ→あんず さ→さくら す→すみれ ば→ばら た→たんぽぽ ゆ→ゆき そ→そら に→にじ ほ→ほし です。

プール ・・・プール
HOTほっと電話相談 ・・・HOTほっと電話相談
心理学夢講座 ・・・心理学夢講座
  • 5月の保育料と共引き落とされるのは、
    施設料…20,000円(全員)
    新学期用品代…おしらせした金額
    希望雑誌…4・5月分(希望者)

今月の夢講座

5月の夢講座は「引きこもり、心の仕組みとその意味~思春期・青年期・5080問題~」です。
我が子が大人になった時自立して生活してほしい、と願うのは、親なら共通の願いでしょう。そしてそうなっているはずと、疑いなく思い育てています。でも今日本には100万人を超える引きこもりがいると言われています。なぜ引きこもらざるえないのか。皆さんで考えませんか?

講師…早乙女紀代美先生
場所…ホール
時間…午後12:30~14:15(途中退席できます)
料金…無料

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