1月の園だより

あけましておめでとうございます

　少し短い冬休みが終わり、先週から３学期がスタートしました。今年の冬休みは毎日良いお天気で（都筑区）、昨年とは違い日中などはぽかぽかと暖かい日も多く、過ごしやすかったのではないでしょうか？テレビなどでは年末から年始にかけ「平成最後の～」がとにかく多く、新しい年号に向けて世の中が動いていることを感じる今年のお正月でしたね。昭和の最後の年にスタートした荏田南幼稚園は、平成最後の３学期も３２年前と何も変わらない、相も変わらず子どもたちの笑顔と笑い声にあふれています。

　園庭でもこの寒さをもろともせず、ドッチボールにメラメラ燃える年長さんから、勝ち負けのある集団ゲームが面白くなってきた年中さん、最近ようやくはないちもんめのようなルールのある集団遊びが出来るようになり、遊びの幅が広がった年少さんまで、毎日本当に元気なみんなです。そしてドッチボールの年長さん、終わると「最後まで当たらないで残れたよ！」とか「一人当てられた！」など、とにかくうれしそうに報告をしに来てくれるのです。大人からしてみたらちょっとした出来事も、子どもたちにとっては、わざわざ職員室にまで報告しに来るくらい嬉しい出来事なのだと、その思いをしっかり丁寧に受け止めなくてはと、休みでだらっとなってしまった心を、再度シャキッと改める私たちです（笑）毎日笑ったり泣いたり喜んだり怒ったり、喧嘩したり仲直りしたり、どんな時も全力で精一杯生きている子どもたち。そんな姿を見ているだけでも、私たちにまで生きる力が湧いてきます。本当に子どもたちってすごい存在！！

　さていよいよ始まった３学期。新しい環境に慣れていった１学期、行事を乗り越え心が一つになった２学期、そしてとにかくこの大好きな仲間達と、過ごすことが楽しくてたまらないのがこの３学期です。３学期ともなると各学年はもちろん、同じ学年でもクラスカラーはそれぞれ。外でみんなで遊ぶのが好きなクラスもあれば、工作が好きなクラス、話し合いを始めたら話が止まらないクラス（笑）、食べることなら任せて！のクラスなど、毎年同じようなクラスが出ないのが不思議なくらい、そのクラスらしさがあるのです。そしてそのクラスらしさをよくわかっている担任達。ですので３学期は子どもたちと一緒に「これやってみたい！」「こんなのどう？」などと、子ども達主導で話し合いが始まります。３０人いたら考えも意見もそれぞれなのは当たり前。でも話し合いがこじれたって全然大丈夫！あれやこれやを分かり合えている仲間だからこそ言い合えるのです。自分以外の仲間の気持ちを知り、そこからまた新しい自分の気持ちや考えが生まれ、それをまたみんなに伝える。どの子も友達の考えや思いを、本当に大事に受け止め、考えてくれるのです。意見が無かった事にも、邪険にする事も決してしません。そんな子ども達を見ていると、みるみる心が成長して行く様に、人は人の中でこそ育つという事を実感します。そして私たち大人も子どもたちから教わることもたくさんです。子どもも大人もみ～んな、幼稚園と言う沢山の人がいる中で、一緒に育ちあっていきたいと、今年も改めて思う私たちです。

　さて今年度も残り２ヶ月あまり。「最後の～」もちらほらと出てきます。最後の手作り弁当や最後のわらべうたなどなど。そして幼稚園でもそろそろインフルエンザがお目見えです。こんなに楽しい３学期ですから、一日だって休みたくないみんなでしょう。しっかりの栄養とたっぷりの睡眠、そしてたくさんの笑顔で免疫力アップ！でインフルエンザを吹き飛ばして、毎日元気来てくださいね！