1月の園だより

あけましておめでとうございます！

　「あけましておめでとうございます」の挨拶の後に思わず「寒いですね～」と毎回言ってしまうくらい寒い今年のお正月。東北などではテレビで見るだけでも体が縮こまってしまうほどの大雪で、そこに暮らしている皆さんの雪との戦いは如何ばかりかと心配になりますが、関東だけはなぜだか申し訳ないほど毎日快晴で、寒い中でも過ごしやすい今年の冬休みでしたね。

　さて最後の学期の3学期がいよいよスタートしました。3学期はとにかくのんびりゆったりな学期です。大きな行事もありませんのでクラスごとに楽しみを見つけながら、盛り上がっていく学期になります。クラスが違えばもちろんそこに居る子どもたちも違うので、盛り上がる事もそれぞれ。クラスのみんなで話し合いながら、やってみたい事、挑戦してみたい事を自分たちで決めながら過ごしますので、1年間の集大成とばかりにどんどん盛り上がっていく事でしょう。話し合っていく中で意見が合わず言い合いにもなるかもしれません。でももうお互い気心が知れているし、ちゃんと仲直りできる自信があるから安心して言い合いします。周りにいる先生も友達も声を掛けたほうがいいか、掛けないほうがいいかちゃんと分かっているので、見守る時もあるし、「もうやめようよ」の時もあるし。

　幼児のこの純粋な時代にこれだけ長い時間、毎日一緒に居てあれやこれやを一緒に体験すると、もうなんだか本当にお互い色々なことが分かり合えてきちゃうのです。言葉では説明できない友達のあれこれ。良い所苦手な所なんて単純な事ではないあれこれを、お互いに知り合えるのです。そしてそれを踏まえての今大好きな仲間達。家族ではないけれど不思議な関係。損得を考えながら人との付き合いを選ぶ事をしない、子どもならではの能力かもしれませんね。ちょっと尊敬です。

　この気心知れた仲間と過ごすのもあと約3か月。一昨日から始まった幼稚園は、朝から久しぶりの友達との遊びを楽しんでいるみんなの笑い声が幼稚園中に響きわたっています。

　初日（9日）のお天気とはうって変わって昨日（10日）はうれしいお天気。園庭も待ってましたとばかりに沢山の子どもたちで賑やかでした。こんなに寒くても子どもたちは元気！元気！お砂場では相変わらず手を真っ赤にしながらせっせとお団子づくりに精を出している子、触るとヒヤッと冷たい棒にものともせず、雲梯に情熱を傾けている子、見事なハンドルさばきとバランスで走るストライダーなどなど。その中で今大人気なのは大縄跳びです。色々なクラスで大縄跳びカードが作られていて、何回跳ぶことができたか、自分の記録を更新したらその都度書き込んでいます。ちょっと見せてもらったのですが、なんと100回以上跳べるようになった子もたくさん！！年長さんから始まり年中さんも頑張っていたら、ずっと横で眺めていた年少さんも意を決して「やってみる」と挑戦が始まりました。最初は1回跳ぶのもやっとやっと。それでも諦めず挑戦です。そして1回跳べた時の嬉しそうな顔と言ったら！1回跳べたらそこからは2回3回とどんどん回数は増えて、あっという間に20回。そこまで跳べると今度は体力勝負です。だんだん疲れてくる自分との戦いが始まるのです。もう面白くてたまりません。どんどん伸びる記録が嬉しく、気が付けば100回。調べてみると全国では幼稚園児でも1000回以上跳べる子もざらにいるようで、子どもの可能性の広がりを改めて実感です。さて100回がこれからどこまで伸びていくのでしょうか。楽しみですね。1000回越したときはまたみなさんにお知らせしま～す。では今年もよろしくお願いいたしますm(__)m