幼稚園の特色

 

ゆきぐみだより2016年11月号

 

いよいよ運動会!

子どもたちが楽しみにしている運動会まであと1周間となりました。雨でなかなか外での練習ができず「リレーやりたかった…」「早く広いところでお遊戯したいな~」と子どもたちもがっくりと肩を落とす日が続いています。それでも「お部屋で綱引きやれるよね!?」「バトンを渡す練習ならやれるじゃん!」と次第に前向きになってきたゆきぐみの子どもたちです。

どの競技も全力で取り組んでいますが、中でも熱が入っているのはリレー。小運動会では男の子も女の子も2位で悔しい思いをしたので「次こそは1位!!」と気合十分なのです。ここではリレーの順番を決めるところから、今に至るまでの様子をお伝えしようと思います。

1番はじめの練習では1位になり大喜びだったのですが、次の練習では2位に…。この結果を受けて、作戦会議をする中で子どもたちから「順番を変えよう!」という案が出て変えることになりました。「じゃあどうやって決めようか?」と問いかけると…

「最初に速い人が走って他のクラスよりリードして…そのあとに普通くらいの人と苦手な人が走れば?」「でもそしたら途中で抜かされるでしょ~」「やっぱり最後には速い人をいっぱいにしてさ…」「えっ、だめだよ。速い人に順番がまわる前に他のクラスがゴールするかも!!」「じゃあさ、速い人と苦手な人をサンドイッチにして…」「普通くらいの人はどこにはいるの?」「あーそうか。。じゃあ普通くらいの人はスターターにする?」「スターターは速い人のほうが絶対に良いと思うんだけど。」…とまぁたくさんの意見が出る!出る!出る!最終的にはHちゃんの「普通くらいの人・速い人・苦手な人を順番にする」という意見でまとまりました。Sくん「そしたら、走るのが苦手な人で抜かされても次の速い人が抜かし返す!」この一言に、どの子も納得したのでした。

それから、クラスをはやい子・普通の子・走るのが苦手な子の3つに分け決めていきました。「走るの苦手だな…って子いる?」と聞くと女の子が数名気まずそうに手を挙げたので、「誰にでも苦手なことあるよね」と言うと、Kくん「ぼくもプールは苦手…」Yちゃん「私は鉄棒が得意だけど、なわとびは苦手」とここからしばらくみんなの苦手なことのカミングアウトが続きました。「誰でも苦手なことがあって当然。その分は得意な子がフォローすればいい」とクラスみんなが同じ思いになった瞬間でした。

そんなこんなで決めたリレーの順番はゆきぐみみんなの想いがぎゅーっと詰まっています。だからなのか、たとえ4位になっても「順番を変えよう」という案は出てこないんですよね。「今日はいつもとコースが違っていて、バトンを渡す時に迷う子が多かったから」「バトンのところで、他のクラスの子とぶつかったり転ぶ子がいたから…」など、負けた原因を子どもなりに考えて改善しようとしています。

日を追うごとに「勝ちたい」気持ちが強くなっている子どもたち。家に帰ってから、お兄ちゃんと走っている子、お父さんと朝練している子、登園してすぐに「リレーの特訓してくる!」と外に飛び出していく子…一人ひとりが必死になる姿を一番近くで見てきました。運動会当日も自信を持って頑張ってほしいな…と思っています。幼稚園生活最後の運動会温かい応援お願いします!

 

運動会まであと1周間!

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