幼稚園の特色

 

ばらぐみだより2017年9月号

 

ぶどうだ~い好き

秋が旬の果物、ぶどうを絵の具で描いてみました。今回はデラウェアと巨峰を用意し、どちらか好きな方を自分で選んで描きました。この日の朝、お部屋の隅に絵の具を用意していたら、子どもたちは「絵の具だ!」と気になって仕方がない様子でした。「今日は絵の具を使うよ」と話をすると「やった~!」と嬉しそうなみんなです。描く前にまずデラウェアと巨峰をみんなに見せると「大きいのと小さいのがある!」「大きいのが良い!」とぶどうに釘付けでした。デラウェアと巨峰という名前も知り、香りも嗅いで粒をじっくり眺めたら、ぶどうの絵の開始です。

今回用意した色は紫と緑です。さて、いざ描き始めるとみんな真剣にぶどうを見つめながら描いていました。デラウェアを描いている子は、一つ一つ粒に繋がっている枝まで細かく描いていたり、巨峰を選んだ子は丸い粒をダイナミックに描いていたり、2つの特徴の違った種類のぶどうだからこその表現になり、本当によく見て描けているなぁと感じました。一人ひとりその子らしさが溢れる素敵なぶどうを描くことが出来ましたよ。

ぶどうで初めてのホチキス

ぶどうのイメージが豊かになってきたみんな。次の日に画用紙とホチキスを使って立体のぶどうを作りました。ホチキスは初めてだったので、まずはホチキスの約束からです。持つ場所や、鋭い針が出てくること、力を入れないと止められないこと、そして間違った使い方をすると怪我をしてしまうことなど、みんなに伝えました。その後ぶどうの作り方の説明をし、早速作業開始。

今回の作り方は紫の長方形の紙をハサミを使って細長く切り、それを筒状に丸め、重なり合った部分をホチキスで止めます。そしてそれらをホチキスで繋いでいくとぶどうの完成です。「お家で使ったことある!」のKくんは慣れた手つきでガシャンガシャンとリズミカルに進めていきます。最初は苦戦していたものの、すぐにコツを掴んだRちゃんは黙々と進めていました。工作が得意なTくんはひたすらぶどうの丸を作り、なかなか繋げません。Tくんいわく「すご~く長いぶどうにするんだ!」と意気込んでいました。確かにTくんは工作する時、長さを重視して作っています。どんなぶどうが出来るかワクワクしますね。ホチキスが上手に使え、ぶどうが完成した子たちはまだうまく使えない子の所に行き、手伝ってくれました。私たちが言ったのではなく、自分たちから「手伝おうか?」と言ってくれたんですよ。そんなやさしいばら組さん。大好きです(^^)

苦戦していた子もお友達に手伝ってもらい使い方に慣れてくると完成!完成したぶどうは天井にかかっている、ぶどう畑に見立てた茶色の紐に付け、ぶら下げてみたら、その途端ばら組がぶどう畑に早変わりです。前日に描いた絵もそうですが、ここでもすごく個性豊かで、その子らしさのオンパレード。長い子・小さい子・いわゆるぶどうらしい形の子などなど。同じ形が1つもないぶどう畑です。そしてこの日も最後に本物のぶどうを食べて、秋の味覚を味わい、ぶどう続きの2日間を楽しんだのでした。

 

素敵なぶどう畑が完成!

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