1月の園だより

　あまり寒くなかった今年の冬休み。日中は公園などで遊んでいると、「寒い寒い・・・」というより、厚手のジャンバーですと脱いでしまうような、そんな暖かい日が多かった今年の冬でしたね。とは言ってもお正月が過ぎた頃からだんだんと気温も下がり、やっと冬らしさを感じる今日このごろです。

　さて最後の学期、３学期がいよいよスタートしました。３学期は特に大きな行事はなく、のんびりゆったりな学期です。各クラスそれぞれオリジナルな保育がどんどんと展開されていくのも３学期。言ってみれば１年間の集大成です。クッキング三昧のクラスもあれば、工作に夢中になりどんどんと作るものが広がっていくクラスなど、子ども達の声から保育が展開され広がっていき、それぞれそのクラスらしく過ごしていくことでしょう。

　そんな集大成の様子が１月の終わりから３日間行われる給食参観で見ることが出来ます。３日間でどのような内容の保育が行われるのか、事前にプリントでお知らせいたします。朝から活動を見てそのまま給食まで見ても構いませんし、活動と給食を別の日に見ても構いません。また、３日間ありますので１家族１名ではなく、お父様も、さらにはおじいちゃんおばあちゃんも事前にお知らせいただければご覧になれます。ただし、お一人様１回でお願い致します。お忙しいとは思いますがどうぞ予定を合わせて頂き、お子様の集大成の様子を見て、みなさまでお子さんの成長を感じ、幸せな気持ちになっていただけたらと思います(^^)

　さて昨年の話になってしまいますが、ある年長のクラスでこんなことがあったそうです。２学期ももう終わろうとしていたある日、クラスの中で話し合いが行われたとのこと。「２学期を振り返ろう」と言うテーマで振り返りをしながら３学期どう過ごしていくかをみんなで話し合ったそうです。「たくさんの行事を頑張ったから引き続き最後まで頑張る！」「支度を早くする」「背筋をピンとする」「喧嘩はしてもいいけどちゃんと仲直りする」などなど。周りをみること、そして自分を客観的に見ることが出来ているから、具体的な目標がたてることが出来る姿に「心はもう小学生になる準備が出来ているんだな」と感心です。さらにこんな言葉も。いつもの話し合いの時は静かに聞いている子が一言、「ゆずりあい」。…なんと深い言葉…。他者に対して「大事」な気持ちを持てることが出来、そして自分のことも大事に出来ているから持てる気持ちだと思うのです。クラスの友達の、良いところも苦手なところも全部含めて認め合い支え合えているのだと感じました。イライラ・トゲトゲ・自分の事しか考えない！ではなく、「ゆずりあい」。ハッとする一言でした。なんだか大人の方がゆずり合えていない今の時代かもしれませんね。いろいろな国の、偉いと言われている人たちに聞かせたい！

　という訳で心も体も４月の頃を思い返すと別人のように大きくなったみんな。やはり次のステップに上がる準備を着々を進めているんですね。年長さんはこれからどんどんと「最後の…」が出てきます。最後の手作り弁当やプール、わらべうたなど。どうぞ１日１日を大切に元気に来て欲しいと思います。年少・中さんも今のクラスで過ごすのも３ヶ月。仲間意識がガッチリ強い今ですから、何をしていても楽しいに決まっています。さらに途中入園のお友達が入ってくると「わ～！仲間が増えた～！」と大喜びのみんな。楽しさ倍増です。でも時々、次に始まる新しい環境(進級・進学)に対して不安になる時があるかもしれません。そんな時は「大丈夫だよ」とギュッとしてあげて下さい。ママのギュッは魔法のように効き目バッチリです。それだけで子どもは安心してまた元気に戻ります(^^)v　ギュッとしながら毎日元気に幼稚園に来てくださいね！という訳で今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m